工場・プラントのダクトの製作と修理|集塵ダクト・排気ダクトの溶接製作から穴あき補修まで
工場やプラントの集塵ダクト・排気ダクトは、空気だけでなく、粉塵や高温のガス、籾殻のような硬いものを運びます。そのため、空調のダクトとは材料も傷み方も違い、修理や作り替えの考え方も変わります。
このページでは、ダクトが傷む場所と症状、補修と作り替えの分かれ目、当社がお受けしてきたダクトの工事をまとめました。株式会社日本鋼産は、宮城県石巻市の自社工場で、鋼板を溶接したダクトの製作と、既設ダクトの補修をお受けしています。
ダクトの穴あき・作り替えはご相談ください
傷んでいる箇所の写真と、ダクトの口径・フランジ寸法が分かれば、概算をお出しします。
[無料相談・お問い合わせはこちら]お急ぎの方はお電話でどうぞ
(運営の妨げになりますのでお電話での営業はご遠慮ください)0225-98-6155
受付時間 平日 8:00〜17:00
空調のダクトと、集塵・排気のダクトの違い
ひとくちにダクトといっても、ビルや店舗の空調に使うダクトと、工場の集塵・排気に使うダクトでは、作り方が大きく違います。
| 空調・換気のダクト | 工場の集塵・排気のダクト | |
|---|---|---|
| 流れるもの | 空気 | 粉塵・高温のガス・籾殻など |
| 主な材料 | 亜鉛めっき鋼板などの薄い板 | 鋼板・ステンレス板 |
| つなぎ方 | 板の折り曲げ(はぜ)・スパイラル管 | 溶接・フランジ |
| 傷み方 | 汚れ・継ぎ目のゆるみ | 摩耗・腐食・穴あき |
集塵・排気のダクトは、中を流れるものが内面を削り、錆びさせます。摩耗や熱が厳しいラインほど、薄い板を折って作るのではなく、厚みのある鋼板を溶接して作ることが多くなります。空調用のダクトも、ものによっては当社で対応できますが、このページでは主に、工場・プラントの集塵・排気ダクトについてご紹介します。
ダクトが傷む場所と症状
ダクトの傷みは、どこでも同じように進むわけではありません。中を流れるものが当たる場所と、水分がたまる場所から先に傷みます。
曲がりの外側がすり減って穴が開く
粉塵や籾殻を含んだ流れは、ダクトの曲がり(エルボ)で外側の壁に強く当たります。同じ場所が削られ続けるため、まっすぐな部分にはまだ厚みが残っていても、曲がりの外側だけが薄くなり、やがて穴が開きます。清掃工場の排気ラインでも、籾殻を運ぶダクトでも、最初に穴が開きやすいのはこの場所です。

底や継ぎ目から錆びる
高温のガスが冷えると、ダクトの中に水分がたまります。腐食性のガスを含む排気ではなおさらです。水がたまりやすいダクトの底や、溶接の継ぎ目、フランジのまわりから錆が進みます。外面に錆が浮いてきたときには、内側はかなり傷んでいることがあります。
詰まり・継ぎ目からの漏れ・揺れ
粉塵がダクトの中に積もると流れが細くなり、集塵の効きが落ちます。継ぎ目やフランジのパッキンが傷むと粉塵が外に漏れ、支えが弱ると運転中にダクトが揺れるようになります。
| 症状 | 考えられる原因 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 曲がりに小さな穴が開いた | 内面の摩耗 | 当て板などの部分補修 |
| 曲がり全体が薄くなっている | 摩耗が広い範囲に進んでいる | 曲がり部分の作り替え |
| 外面に錆が浮いている | 内側からの腐食 | 板の厚みを確認して補修か交換 |
| 継ぎ目から粉塵が漏れる | 溶接部・パッキンの傷み | 継ぎ目の溶接補修・フランジの手直し |
| 運転中に揺れる・音がする | 支えのゆるみ・腐食 | 支持金物・架台の補修 |
| 集塵の効きが落ちた | 中の堆積・詰まり | 堆積の除去、ルートの見直し |
補修か、作り替えか
穴が1か所だけなら、穴のまわりに鋼板を当てて溶接する当て板補修で直せることが多く、設備を止める時間も短く済みます。ただし、まわりの板が全体に薄くなっている場合は、当て板を溶接しても、その横からまた穴が開きます。
| 直し方 | 向いている状態 | 設備を止める時間 |
|---|---|---|
| 当て板補修 | 穴や薄い部分が限られている | 短い |
| 部分交換(曲がり1つ・1区間) | 傷みが一部の区間に集中している | 中くらい(先に製作しておけば短くできる) |
| 全体の作り替え | 全体が薄い・ルートや口径を変えたい | 長い(停止期間に合わせて計画する) |
どれにするかは、現地で板の厚みと傷みの範囲を見てから決めます。補修と作り替えの判断の考え方は、工場の歩廊・架台・手すりは、いつ直す・作り替える?でも解説しています。
当社がお受けしてきたダクトの工事
これまでにお受けしてきたダクトまわりの工事の一部です。施設名は伏せています。
| 工事 | 内容 |
|---|---|
| 籾殻ダクトの修繕 | カントリーエレベーターで、籾殻を籾殻庫へ送るダクトの修繕 |
| ダクトの復旧 | カントリーエレベーターのダクトの復旧工事 |
| ダクトの穴明き補修 | カントリーエレベーターのダクトに開いた穴の補修 |
| バイパスダクトの製作 | 排気設備の流路を切り替えるバイパス装置・バイパスダクトの製作 |
| 焼却設備向けの製缶品 | 排ガス冷却装置・ダンパー・排気筒など、排気ラインの機器の製作 |
籾殻ダクトの修理は籾殻ダクト・籾殻送風機・籾殻庫の修理で、焼却設備まわりはごみ焼却施設・クリーンセンターの設備修繕で、詳しくご紹介しています。
ダクトとつながる設備もまとめて製作できます
集塵・排気のラインは、ダクトだけでできているわけではありません。流量を調整するダンパー、粉塵を分けるサイクロン、流路を切り替えるバイパス装置、排気を外へ出す排気筒、それらを支える架台までが1つのラインです。当社はこれらを自社工場で製作しているため、ダクトの作り替えに合わせて、つながる機器との取り合いもまとめて合わせられます。
- 排気ダンパー:工場・プラントの排気ダンパーとは
- サイクロン:排気設備用サイクロンの製作事例
- バイパス装置:バイパス装置・バイパスダクトの製作事例
- 排気筒:排気筒の製作事例
- 排ガス冷却装置:排ガス冷却装置の製作事例
- 架台:設備架台とは
ダクトの口径とフランジ寸法が分かれば、概算をお出しします。
メールで問い合わせる / お電話は 0225-98-6155(平日 8:00〜17:00)
ご相談のときに分かると早いこと
次のことが分かると、お見積もりと段取りが早くなります。分からないものがあっても、現地で実測しますのでご安心ください。
- 傷んでいる箇所の写真(全体と、近くから撮ったもの)
- ダクトの口径(角ダクトなら縦と横の寸法)
- フランジの寸法・ボルト穴の数
- 中を流れるもの(粉塵の種類、ガスの温度など)
- 設備を止められる時期と日数
ご依頼の流れ
- お電話・メールでお問い合わせ
- 写真や寸法をもとにご相談
- 現地確認・実測
- お見積もり
- 自社工場で製作
- 停止期間に合わせて取り付け
よくある質問
Q. 1か所の穴だけでも直してもらえますか?
A. お受けしています。穴の大きさとまわりの板の厚みを確認し、当て板などで補修します。
Q. 設備を止める時間を短くしたいのですが。
A. 事前に現地を確認し、交換する部分を先に製作しておけば、停止期間中は取り付けだけで済みます。早めにご相談ください。
Q. ステンレスのダクトも作れますか?
A. 作れます。鉄(SS)とステンレス(SUS)のどちらにも対応しています。
Q. 図面がなくても作れますか?
A. 作れます。既設のダクトを現地で実測して製作します。
Q. 空調用のダクトもお願いできますか?
A. ものによっては対応できます。空調のダクトは薄い板を加工する板金の仕事に近いため、大きさや用途、現場の状況をうかがってからご案内します。まずはご相談ください。
集塵・排気ダクトの製作と修理は宮城県石巻市の日本鋼産へ
当社は、宮城県石巻市を拠点に、工場・プラント設備の製缶品を製作している製缶・溶接加工会社です。集塵・排気ダクトの穴あき補修や部分交換から、鋼板を溶接したダクトの製作、つながるダンパー・サイクロン・排気筒・架台まで、現地の実測から製作、取り付けまで一貫して対応します。
ダクトの補修・作り替えのご相談はこちら
傷んでいる箇所の写真と、おおよその寸法が分かれば、補修で済むか作り替えが要るかを含めてご提案します。
[無料相談・お問い合わせはこちら]お急ぎの方はお電話でどうぞ
(運営の妨げになりますのでお電話での営業はご遠慮ください)0225-98-6155
受付時間 平日 8:00〜17:00
まとめ
工場・プラントの集塵ダクト・排気ダクトは、中を流れる粉塵やガスで、曲がりの外側から摩耗し、底や継ぎ目から錆びていきます。穴が1か所なら当て板で直せることが多く、板が全体に薄くなっていれば、曲がりや区間ごとの作り替えを考える時期です。
当社では、ダクトの補修と溶接製作に加えて、つながるダンパーやサイクロン、排気筒までまとめて対応できます。設備を止められる時期が決まっている工事こそ、早めにご相談ください。