工場・プラントの鉄骨階段・タラップの製作|設置場所に合わせて設計から対応

株式会社日本鋼産

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工場・プラントの鉄骨階段・タラップの製作|設置場所に合わせて設計から対応

工場・プラント設備用に製作した鉄骨階段。縞鋼板の踏み板と側桁を溶接で組み立てています

工場やプラントで使う階段・タラップは、既製品では寸法が合わないことがほとんどで、設置場所に合わせた製作が前提になります。とくに建屋を建てたあとに追加する「後付け」の場合、既設の配管や設備を避けながら寸法を決めることになるため、現場を実測してから設計する流れになります。

また、昇降設備には法令上の定めもあります。高さまたは深さが1.5メートルを超える箇所で作業するときは、安全に昇降するための設備を設けることが労働安全衛生規則で定められています(第526条)。脚立で代用している箇所がある場合、見直しの対象になるかもしれません。

株式会社日本鋼産は、宮城県石巻市の自社工場で、鉄骨階段・タラップ・作業ステージを設計から製作しています。図面が残っていない場合も、現地実測から寸法を起こして製作いたします。

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工場・プラントで階段やタラップが後から必要になる理由

建屋を建てた時点では、1階から2階への階段は設計段階で計画されています。しかし工場やプラントでは、建てたあとに設備が増え、そのたびに新しい昇降経路が必要になることが少なくありません。

設備を増設して昇降経路がなくなった

機器を追加した、配管を通した、架台を組んだ——その結果、これまで通れていた経路がふさがれてしまうことがあります。設備そのものはメーカーから購入できても、それに上がるための階段やタラップは、現場の取り合いに合わせて作るしかありません。

点検のたびに脚立を使っている

「上がる回数が少ないから」と脚立で済ませている箇所は、多くの工場にあります。ただ、前述のとおり高さまたは深さが1.5メートルを超える箇所での作業には、安全に昇降するための設備を設けることが定められています。毎回の作業が短時間であっても、繰り返し上がる場所であれば、固定の昇降設備を設けたほうが結果的に安全で早くなります。

既設の階段・タラップが傷んできた

長年使われている階段やタラップは、踏み板の摩耗、取付部の腐食、手すりのぐらつきが進んでいることがあります。上がる人の体重を支える部材なので、傷みが見えている場合は優先して手を入れたい箇所です。部分的な部材交換で済むのか、作り替えたほうがよいのかは、現物を見て判断します。

階段・タラップ・踏み台の使い分け

どれを設けるべきかは、上がる高さ・頻度・使える設置スペース・上がるときに何を持つかから決まります。

向いている場面必要なスペース
鉄骨階段上がる頻度が高い、複数人が行き来する、工具や部品を持って上がる水平方向に距離が必要。折り返しや踊り場を設ける場合もある
タラップ(垂直はしご)点検など上がる頻度が限られる、両手を空けて上がれる設置面積が小さく、狭い場所にも設けやすい
踏み台・ステップ段差の乗り越え、低い位置の機器の操作小さい。移動式にすることもある

上がる角度と頻度で決まる

階段は角度が緩く、昇り降りが楽なぶん、水平方向にスペースが要ります。タラップは垂直に近いため省スペースですが、両手で桟をつかんで上がる前提になります。日常的に何度も上がる場所、複数人が行き来する場所には階段が向いています。

上がりながら物を持つかどうか

見落とされやすいのがこの点です。工具箱や部品、清掃道具を持って上がる必要がある場所にタラップを設けると、結局その道具をロープで上げることになります。「何を持って上がるか」を先に確認しておくと、あとで作り直さずに済みます。

設置スペースの制約

現実には、設置できるスペースから逆算せざるを得ない場面も多くあります。その場合でも、折り返しを入れる、踊り場を設ける、階段の一部だけ角度を変えるといった方法で、できる限り上がりやすい形にする余地があります。まずは使えるスペースの寸法をお知らせいただければ、そこに納まる案をご提案します。

昇降設備に関わる法令

工場・プラントに階段やタラップ、作業ステージを設ける際は、労働安全衛生規則に次のような定めがあります。設計時におさえておきたい点です。

  • 第526条(昇降するための設備の設置等):高さ又は深さが1.5メートルを超える箇所で作業を行うときは、安全に昇降するための設備等を設けなければならない(作業の性質上著しく困難なときを除く)
  • 第518条(作業床の設置等):高さが2メートル以上の箇所で作業を行う場合において、墜落により危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない
  • 第519条:高さが2メートル以上の作業床の端、開口部等で墜落の危険がある箇所には、囲い、手すり、覆い等を設けなければならない

条文はe-Gov法令検索の労働安全衛生規則で確認できます。実際にどのような形で墜落・転落災害が起きているかは、厚生労働省の職場のあんぜんサイト・労働災害事例で公開されています。

なお、法令が求めるのは最低限の水準です。実際の現場では、法令を満たしていても「上がりにくい」「荷物を持つと危ない」という状態は起こり得ます。使う人の動きから考えて形を決めることが、結果として安全につながると考えています。

図面がなくても、現場の写真とおおよその寸法が分かれば概算をお出しします。
メールで問い合わせる / お電話は 0225-98-6155(平日 8:00〜17:00)

当社が製作できる昇降設備

鉄骨階段(工場・倉庫用)

工場や倉庫の建屋内に設置する鉄骨階段を製作しています。側桁に踏み板を溶接して組み立てます。踏み板には縞鋼板やグレーチングを用い、設置場所の高さと使えるスペースに合わせて段数・蹴上げ・踏み面を決めます。手すりや踊り場まで一体で製作します。

工場・プラント設備用に製作した鉄骨階段。縞鋼板の踏み板と側桁を溶接で組み立てています
工場・プラント設備向けに製作した鉄骨階段です。縞鋼板の踏み板を側桁に組み、設置場所の寸法に合わせて製作しました。

タラップ・ラダー(はしご)・背カゴ

垂直に上がるタラップ(ラダー・はしご)も、設置場所に合わせて製作します。上部には昇降口をまたぐための手掛かりを設けることができ、高さに応じて背カゴ(安全防護柵)を付けることも可能です。背カゴのみ、タラップのみといった部分的なご依頼にも対応します。

作業ステージと一体での製作

上がった先に点検用の床が必要な場合は、ステージと昇降設備を一体で製作します。床、手すり、タラップ、支持する柱まで、ひとまとまりの構造物として設計できるのが自社製作の利点です。

溶接で製作した点検歩廊・作業ステージ
作業ステージ、タラップ、手すりを一体で製作した例です。床は縞鋼板とし、昇降口まわりには手掛かりを設けています。

点検歩廊・作業ステージそのものについては、点検歩廊・作業ステージの製作のページで詳しくご紹介しています。

手すり・安全柵・踏み台

階段やステージに付属する手すりのほか、開口部まわりの安全柵、段差を越えるための踏み台も製作しています。既設の構造物への後付けにも対応します。手すり単体については手すり・手摺の製作のページで詳しくご紹介しています。

分割構造と工場内仮組み

大きな階段やステージは、そのままの形では搬入できないことがあります。搬入経路や据付手順に合わせてボルト接合で分割できる構造で製作し、必要に応じて工場内で仮組みを行い、寸法と取り合いを確認したうえで出荷します。

部材符号による管理

分割して納める場合、現場でどの部材がどこに付くのかわからなくなると、据付は一気に滞ります。加工した部材の一つひとつに部材符号を記入して管理し、図面と照合しながら組み立てられる状態でお届けしています。

材質と塗装

SS(鉄)とSUS(ステンレス)のどちらでも製作を承っています。鉄で製作する場合は、下地処理から防錆塗装、仕上げ塗装まで自社工場で行います。屋外設置や湿気の多い環境など、設置条件に応じた仕様をご相談ください。

よくあるご相談

図面が残っていない

長く使われている設備ほど、当時の図面が見当たらないというケースは少なくありません。図面がない状態からのご相談にも対応しています。現地を確認し、実測に基づいて製作します。

既設の設備に後付けしたい

既存の架台や機器に、階段やタラップを後から取り付けたいというご相談は多くいただきます。取付部の状況によって固定方法が変わるため、現地で取り合いを確認したうえでご提案します。

設備を止められる期間が短い

据付のために設備を止められる時間が限られているという制約は、工場・プラントでは一般的です。工場側で可能な限り製作と仮組みを済ませ、現地での作業を短縮できる構成でご提案します。

農業施設でも同じご相談があります

カントリーエレベーターや乾燥施設のお客様からも、「踏み台・階段・梯子が欲しい」というご相談を実際にいただいています。設備の点検や清掃のために高い場所へ上がる必要がある、という場面は農業施設でも変わりません。詳しくはカントリーエレベーターの点検のページもご覧ください。

1台だけ、部分的にだけ頼みたい

1台のみのご依頼、部材の一部だけのご依頼にも対応しています。材料支給でのご依頼、加工のみのご依頼も承ります。

ご依頼の流れ

まずはお問い合わせフォームまたはお電話でご相談ください。設置場所の写真、上がりたい高さ、使えるスペースのおおよその寸法をお知らせいただければ、内容を確認のうえ概算をご提示します。必要に応じて現地を確認し、仕様と寸法を確定したうえで正式なお見積りをお出しします。ご承認後、自社工場で製作・塗装を行い、納品または据付までを行います。工場での製作だけでなく、現地工事もあわせて承っています。

鉄骨階段・タラップの製作についてよくある質問

Q. 図面がなくても相談できますか?
A. できます。現地実測から寸法を起こして製作します。

Q. 既設の階段の一部だけ直すことはできますか?
A. 対応しています。踏み板の交換、手すりの取り替えなど、部分的な補修からご相談ください。

Q. タラップの背カゴだけ追加できますか?
A. 取付部の状況によります。現地を確認したうえで、可能な方法をご提案します。

Q. ステンレスでの製作もできますか?
A. 対応しています。SS(鉄)とSUS(ステンレス)のどちらでも製作を承っています。

Q. 据付まで対応してもらえますか?
A. 製作のみ、据付まで、いずれにも対応しています。機器据付のページもご覧ください。

Q. 材料支給や、加工のみの依頼もできますか?
A. 対応しています。

Q. 宮城県外からの依頼も可能ですか?
A. 宮城県石巻市を拠点に、県外からのご依頼も承っています。まずはご相談ください。

工場・プラントの鉄骨階段・タラップ製作は宮城県石巻市の日本鋼産へ

当社は、宮城県石巻市を拠点に、工場・プラント設備の鋼構造物を製作している製缶・溶接加工会社です。金属加工といっても加工の種類は多く、業種ごとに別の会社があることが少なくありませんが、当社は比較的大きな工場に設備と職人がそろっており、設計から切断・加工・溶接・塗装、そして据付までを一貫して対応できます(選ばれる理由)。

階段やタラップは、それ単体で使われることは少なく、ステージや架台と組み合わせて設けられることがほとんどです。設備架台・機器架台の製作、点検歩廊・作業ステージの製作もあわせてご覧ください。

まとめ

工場・プラントの階段やタラップは、上がる頻度・持ち物・使えるスペースから形が決まります。頻繁に上がる場所や工具を持って上がる場所には階段、点検程度で省スペースが必要な場所にはタラップ、という使い分けが基本になります。

そして、高さまたは深さが1.5メートルを超える箇所での作業には、安全に昇降するための設備が求められます。脚立で代用している箇所がある場合は、一度見直してみる価値があります。

既製品では寸法が合わないことがほとんどですが、図面がなくても、設置場所の状況がわかれば話を進められます。

無料相談を受け付けています
鉄骨階段・タラップ・手すりの製作をお考えの際は、お気軽にご相談ください。お見積りは無料です。

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