工場・プラントの手すり・手摺の製作|安全柵・墜落防止設備を現場に合わせて
工場やプラントの手すり(手摺)・安全柵は、取り付ける相手が現場ごとに違うため、既製品では収まらないことがほとんどです。床に埋め込むのか、ベースプレートで固定するのか、既設の架台や壁に後付けするのか——固定方法が決まらないと寸法も決まりません。
また、手すりには法令上の位置づけがあります。高さが2メートル以上の作業床の端や開口部などで墜落の危険がある箇所には、囲い・手すり・覆いなどを設けることが労働安全衛生規則で定められています(第519条)。「あったほうがよいもの」ではなく、条件に当てはまれば設けるべきものです。
株式会社日本鋼産は、宮城県石巻市の自社工場で、工場・プラント向けの手すり・安全柵を製作しています。1本からの製作にも、同じ仕様をまとめて製作するご依頼にも対応いたします。
図面はなくても構いません
取り付けたい場所の写真と、おおよその長さ・高さだけで概算をお出しします。
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工場・プラントで手すり・手摺・安全柵が必要になる場所
現場でご相談をいただくのは、おおむね次のような場所です。
- 作業床・ステージの端:点検用の床の縁で、落ちる可能性がある箇所
- 開口部まわり:機器を吊り上げるための開口や、点検用のハッチのまわり
- 階段・タラップの昇降口:上がりきったところ、降り口の手前
- ピット・段差の縁:床に開いた穴や、高低差のある境目
- 屋上・機器の上部:空調機やダクトの点検で上がる場所
- 通路と設備の境界:動いている機器に人が近づかないようにする安全柵
このうち上の4つは墜落防止、いちばん下は設備への接近防止という、目的の異なる柵です。求められる強度や高さ、隙間の考え方が変わるため、まず「何から守るための柵か」を決めるところからご相談させていただいています。
法令が求める手すり
労働安全衛生規則には、墜落防止に関して次のような定めがあります。
- 第519条:高さが2メートル以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆い等を設けなければならない
- 第518条:高さが2メートル以上の箇所で作業を行う場合において、墜落の危険があるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない
- 第526条:高さ又は深さが1.5メートルを超える箇所で作業を行うときは、安全に昇降するための設備等を設けなければならない
条文はe-Gov法令検索の労働安全衛生規則で確認できます。実際にどのような形で墜落・転落災害が起きているかは、厚生労働省の職場のあんぜんサイト・労働災害事例で公開されています。
注意しておきたいのは、第519条には「囲い等を設けることが著しく困難なとき」の定めもあるという点です。その場合は防網を張る、要求性能墜落制止用器具(安全帯)を使用させるなどの措置が求められます。ただ、恒久的に人が上がる場所であれば、その都度器具に頼るより、固定の手すりを設けたほうが確実です。
手すり・手摺の作りで変わること
鋼管か、形鋼か
手すりの部材には、鋼管(パイプ)を用いる場合と、アングルや平鋼といった形鋼を用いる場合があります。鋼管は握りやすく、曲げ加工で連続した形状を作れるのが利点です。一方、形鋼は既設の鉄骨との取り合いを取りやすい場面があります。どちらが適しているかは、握って使う手すりなのか、近づけないための柵なのかによって変わります。
固定方法
手すりの寸法は、固定方法が決まらないと確定しません。主な方法は次のとおりです。
| 固定方法 | 向いている場面 |
|---|---|
| ベースプレート+アンカーボルト | コンクリート床への固定。後付けでも施工しやすい |
| 既設鉄骨へのボルト留め | 架台やステージに後から取り付ける場合 |
| 溶接固定 | 既設の鋼構造物と一体にする場合。現地溶接が必要になる |
| 埋込 | 新設時に床のコンクリート打設とあわせて行う場合 |
後付けのご相談では、この「何にどう留めるか」が最初の論点になります。取付先の状況によって選べる方法が変わるため、現地を確認したうえでご提案しています。
着脱式という選択肢
機器の搬出入や大がかりな点検の際に、手すりが邪魔になる場所があります。その場合、差し込み式やボルト留めで取り外せる構造にしておく方法があります。ただし、取り外したまま戻し忘れると本末転倒になるため、必要な箇所に限って採用するのが現実的です。
塗装色と視認性
手すりや安全柵は、目立つこと自体が安全上の機能を持ちます。黄色などの視認性の高い色で仕上げるケースが多いのはこのためです。設備本体と同じ色で揃えるのか、あえて目立たせるのかは、設置場所の状況に応じてご相談ください。下地処理から仕上げ塗装まで自社工場で行います。
図面がなくても、現場の写真とおおよその寸法が分かれば概算をお出しします。
メールで問い合わせる / お電話は 0225-98-6155(平日 8:00〜17:00)
当社が製作する工場向けの手すり・手摺・安全柵
現場の寸法に合わせた製作
取り付ける場所の長さ、必要な高さ、支柱の間隔、端部の納まりに合わせて製作します。図面をお持ちであればそれに従い、なければ現地実測から寸法を起こします。

同じ仕様を、まとめて製作
同じ形の手すりを複数必要とする現場では、まとめて製作することで寸法を揃えられます。1本のみのご依頼にも対応しています。

階段・ステージと一体での製作
手すりは単体で設けられることは少なく、階段や作業ステージに付属することがほとんどです。当社では床・支柱・手すり・昇降設備までを一体の構造物として製作できます。詳しくは鉄骨階段・タラップの製作、点検歩廊・作業ステージの製作もご覧ください。
既設への後付け
既にある架台やステージ、床に対して、手すりだけを後から追加するご依頼にも対応しています。取付部の状況を確認したうえで、固定方法からご提案します。
材質と塗装
SS(鉄)とSUS(ステンレス)のどちらでも製作を承っています。鉄で製作する場合は、下地処理から防錆塗装、仕上げ塗装まで自社工場で行います。屋外設置や湿気の多い環境など、設置条件に応じた仕様をご相談ください。
分割構造と部材符号による管理
長い手すりや大きな安全柵は、搬入経路に合わせて分割して製作します。分割して納める場合は、加工した部材の一つひとつに部材符号を記入して管理し、図面と照合しながら組み立てられる状態でお届けしています。
よくあるご相談
図面が残っていない
図面がない状態からのご相談にも対応しています。現地を確認し、実測に基づいて製作します。
既設の手すりが傷んできた
長年使われている手すりは、根元の腐食や塗膜の劣化、接合部のぐらつきが進んでいることがあります。手すりは人が体重を預ける部材なので、ぐらつきを感じたら早めに確認したほうがよい箇所です。部分的な部材交換で済むのか、作り替えたほうがよいのかは、現物を見て判断します。
設備を止められる期間が短い
工場側で可能な限り製作と仮組みを済ませ、現地での作業を短縮できる構成でご提案します。
農業施設の手すりも対応できますか
対応しています。カントリーエレベーターや乾燥施設でも、点検用の歩廊や昇降口まわりに手すりが必要になる場面は同じです。当社では農業施設の保守・補修にも取り組んでおり、カントリーエレベーターの点検もあわせて承っています。
材料支給や、加工のみの依頼
材料支給でのご依頼、加工のみ・製作のみのご依頼にも対応しています。
ご依頼の流れ
まずはお問い合わせフォームまたはお電話でご相談ください。取り付けたい場所の写真、おおよその長さと高さ、取付先が何か(コンクリート床・鉄骨・既設の架台など)をお知らせいただければ、内容を確認のうえ概算をご提示します。必要に応じて現地を確認し、仕様と寸法を確定したうえで正式なお見積りをお出しします。ご承認後、自社工場で製作・塗装を行い、納品または据付までを行います。工場での製作だけでなく、現地工事もあわせて承っています。
手すり・安全柵の製作についてよくある質問
Q. 1本だけの製作も依頼できますか?
A. 可能です。1本からのご依頼を承っています。
Q. 既設の床や架台に後付けできますか?
A. 対応しています。取付先の状況によって固定方法が変わるため、現地を確認したうえでご提案します。
Q. 取り外しできる手すりは作れますか?
A. 差し込み式やボルト留めなど、着脱できる構造での製作にも対応しています。使い方をお聞かせください。
Q. ステンレスでの製作もできますか?
A. 対応しています。SS(鉄)とSUS(ステンレス)のどちらでも製作を承っています。
Q. 高さや隙間の寸法はどう決めればよいですか?
A. 設置場所の条件や、何から守るための柵かによって変わります。使用状況をうかがったうえでご相談させてください。
Q. 据付まで対応してもらえますか?
A. 製作のみ、据付まで、いずれにも対応しています。機器据付のページもご覧ください。
Q. 宮城県外からの依頼も可能ですか?
A. 宮城県石巻市を拠点に、県外からのご依頼も承っています。
工場・プラントの手すり・安全柵の製作は宮城県石巻市の日本鋼産へ
当社は、宮城県石巻市を拠点に、工場・プラント設備の鋼構造物を製作している製缶・溶接加工会社です。手すり・安全柵のほか、鉄骨階段、タラップ、点検歩廊、設備架台まで、設計から切断・加工・溶接・塗装、据付までを一貫して対応できます(選ばれる理由)。
手すりは、それだけを単独で設けることは多くありません。設備架台・機器架台の製作や点検歩廊・作業ステージの製作とあわせてご相談いただければ、まとめてご提案できます。
まとめ
工場・プラントの手すり・安全柵は、取付先と固定方法が決まって初めて寸法が決まります。既製品では収まらないことがほとんどで、現場に合わせた製作が前提になります。
そして、高さ2メートル以上の作業床の端や開口部などで墜落の危険がある箇所には、囲い・手すり・覆い等を設けることが定められています。該当しそうな箇所に手すりがない、あるいは既設の手すりがぐらついているという場合は、一度確認しておく価値があります。
図面がなくても、取り付けたい場所の状況がわかれば話を進められます。
無料相談を受け付けています
手すり・安全柵の製作をお考えの際は、お気軽にご相談ください。お見積りは無料です。
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